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サイバーセキュリティ

サイバーセキュリティをきちんと理解している企業は、アドオンとしてではなく、事業戦略により形作られ事業戦略に沿ったものとして扱います。BCGは、企業が最も重要なリスクと組織能力に注力できるよう支援します。

サイバーセキュリティはテクノロジー・プロジェクトではありません。強力なテクノロジー・コンポーネントをともなうビジネス・プロジェクトです。このことを理解している企業は、広範な――多くの場合実行不可能な――サイバー・ロードマップを追求することはありません。自社の事業戦略への関連性がきわめて高いリスクと組織能力に焦点を絞ります。

サイバーセキュリティに対する私たちの独自のアプローチはこうした考え方に基づいています。また、継続的改善の基盤となるイネーブルメント(組織能力構築支援)が私たちの取り組みの大きな部分となるのもそのためです。そうすることで、私たちがプロジェクトから外れた後も、企業はサイバーセキュリティ戦略と事業戦略を整合させていくことができるのです。

サイバーリスクとサイバーセキュリティに対するBCGのアプローチ

サイバーセキュリティをビジネスのレンズを通してみることで、企業が受け入れられるリスクと受け入れられないリスクを特定するお手伝いをします。これにより、ビジネス主導の、リスクにそったケイパビリティ・ロードマップを作成できます。その上で企業は自社の取り組みと投資を、最も重要な領域に焦点を絞って行います。

プロセスはいくつかの段階に分けて進めます。

  • サイバーセキュリティ戦略と事業戦略との関連付け。BCGは、ITとサイバーのリスクを定量化するチェックリストに依存するのではなく、事業戦略の観点でリスク許容度を解明します。BCGのサイバーセキュリティとデジタルリスクのコンサルタントは、単にテクノロジーに精通しているだけではなく、ビジネスとリスクについての強力な洞察力も有しています。企業のサイバーセキュリティのビジョンの核心を把握し、企業の戦略と整合させます。
  • 組織能力の構築。私たちは、クライアントの優先事項に適合した証拠に基づく分析を用いて、カスタマイズされたサイバーセキュリティのフレームワークを作成します。私たちの外科的アプローチでは、企業はサイバーセキュリティのすべての要素でクラス最高である必要はありません。場合によっては適切であれば十分で、それ以上のことをやろうとすると、リソースを非効率あるいは不必要に使用することになりかねません。
  • 継続的な評価、調整、改善。 BCGのサイバーリスクのコンサルタントは、1つの包括的な目標に向かって取り組み、クライアントが、サイバーセキュリティと リスク管理に主体的に取り組めるようにします。組織能力、プロセス、 サイバースキル の構築を支援し、綿密な チェンジ・マネジメントを通じて組織に埋め込みます。これにより企業は、ニーズや状況、目標に常に同期した、自社のサイバーセキュリティ戦略に基づいて前進できるようになります。

サイバーセキュリティ領域におけるBCGの成果

BCGのサイバーセキュリティ・コンサルティングチームは、ビジネスの専門知識・経験、戦略的な考え方、サイバーテクノロジーの深い知識を組み合わせてクライアントを支援します。企業がサイバーリスクを定量化し、さまざまな対応策のモデル分析をするのに役立つCyber Dopplerなど、BCG独自のツールを活用します。


サイバーセキュリティに関するBCGの論考など

Reducing Cyber Risk-on a Tight Budget
Article

Reducing Cyber Risk on a Tight Budget

Many companies today are tightening or even reducing cybersecurity budgets. Implementing a comprehensive cost resilience process can maintain—and often improve—an organization’s risk profile.

サイバーセキュリティ領域のエキスパート

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