
スマートシンプリシティ
組織が動くシンプルな6つの原則: 部門の壁を越えて問題を解決する方法
企業が直面するビジネス環境は複雑性を増し、時に相矛盾する多くの目標を満たさなければならなくなっています。従来の経営理論に頼り、組織構造や規則・マニュアル、インセンティブなどを使って対応しようとすれば、組織はさらに繁雑になり、機能不全に陥ることもあります。本書では、組織社会学などの観点から組織の複雑性への対応を考える「スマート・シンプリシティ」アプローチを6つの原則の形にまとめて紹介しています。このアプローチは、小さな変更を加えるだけで業務のコンテクスト(背景文脈)を大きく変化させ、従業員の自律的行動・判断や協働を促すことで、複雑な課題に創造的な解決策を編み出す組織能力を高めるものです。
主な内容:
序章 なぜ六つのシンプル・ルールが必要なのか
第一章 シンプル・ルール 1: 従業員の行動を理解する
第二章 シンプル・ルール 2: 協働の要を見つける
第三章 シンプル・ルール 3: 権限の総量を増やす
第四章 シンプル・ルール 4: 助け合いを仕組み化する
第五章 シンプル・ルール 5: 助け合いの結果をフィードバックする
第六章 シンプル・ルール 6: 助け合った人に報いる
終章 六つのシンプル・ルール 導入のステップ
監修:Naoki Shigetake, Hajime Shoji
(ダイヤモンド社)