BCG-WEF Project: The Net-Zero Challenge

Related Expertise: 環境・気候

BCGとWEFの共同プロジェクト: 温室効果ガス排出量ネットゼロへの挑戦

温室効果ガス排出量ネットゼロの達成を各社が急ぐなかで、多くの企業がビジネスのしかたの変革を迫られています。ネットゼロを巡る変化の緊急性や速度、範囲は、いまだ過小評価されています。しかし、早期に行動を起こせば大きな競争優位性を獲得できます。BCGと世界経済フォーラム(WEF)の共同レポート「The CEO Guide to Climate Advantage」では、その方法について考察しています。

ネットゼロをめざすCEOへの手引き

気候変動対策が世界規模で加速する一方、企業の多くはいまだ準備不足の状態です。将来起こり得る変化を過小評価し保守的に行動していると、座礁資産化やビジネスモデルの陳腐化などのリスクにつながりかねません。

自動車や食品、海運、電力など、さまざまな業界のリーダー企業の取り組みによって、ネットゼロへの移行は持続的な競争優位性をもたらす事業機会であることが明らかになってきています。こうしたリーダー企業は、単に価値を創造しているだけではありません。収益性の高い持続可能な未来への道筋を示すことで、業界に変革を引き起こしているのです。

気候変動対策のリーダー企業について、次の3つのことが明らかになっています。

1. 競争優位性を構築できる。気候変動対策のリーダー企業には優れた人材が集まります。コストを削減しつつ高い成長を実現でき、規制リスクを回避し、より有利に資金を調達できるという点でも優位性があります。加えて、高い株主価値を実現することもできます(図表1)。

2. 実質ゼロコストで排出量を大幅に削減できる。これは一例ですが、エネルギー効率を高め、低コストの再生可能エネルギーに切り替えられれば、大幅なコスト削減を実現できます。そこで節約された費用を、コストがかさみがちな脱炭素化の資金として活用することが可能になります(図表2)。ほとんどの企業が、実質ゼロコストで排出量の少なくとも3分の1を削減することができます。食品、消費財、自動車などの業界では、スコープ1、2の排出量の約70%を実質ゼロコストで削減できます。

3. 業界の取り組み水準を向上させることができる。サステナビリティは今や、競争優位性にかかわる重要事項です。企業は少なくとも、「後れをとっている」と見られたくはなく、ある企業が動けば他の企業もそれに続かなければならないというプレッシャーが生まれています(図表3)。めざすべきものは急速に変化しています。勇気をもって野心的な目標を設定した 一企業によって、業界全体が動く可能性があります。

ネットゼロへの道のり

あらゆる業界の経営者が、前例のない世界規模の変化に直面し、かじ取りを迫られています。ネットゼロへの道のりを歩むには、経営戦略やオペレーション、事業ポートフォリオ、組織をうまく変革する必要があります。先行きは依然不透明ですが、注意すべき課題や考慮すべき動きを明らかにすることは可能です。そうした目的で、BCGとWEFは共同レポート「The CEO Guide to Climate Advantage」を作成しました。

経営リーダーの皆さまにはレポート全文をお読みいただくことをお勧めしますが、以下に、ネットゼロへの移行にあたり重要な4つの基本的要素を示します(図表4)。

ネットゼロへの移行にあたり重要な4つの基本的要素

ネットゼロ経営戦略

ネットゼロ・オペレーション

ネットゼロ事業ポートフォリオ

ネットゼロ組織

It’s time to commit, engage, and act. The world is embarking on the biggest transformation in history. This is a time like no other for bold, ambitious leadership. It’s time to move.

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