BCGのネイチャーポジティブ戦略と自然に根差したソリューションへのアプローチ

自然と気候は切っても切れない関係にあり、生態学的な生物多様性が損なわれると気候変動が増幅します。そこで、大気中の炭素を回収して削減し、適応力とレジリエンスと回復力を高める上で、自然に根差したソリューションは、重要な役割を果たします。BCGは、企業の活動が環境に与える影響を理解し、ビジネスの優先順位をプラネタリーバウンダリー(地球の限界)に合わせて包括的な環境戦略を策定できるようお手伝いします。これには、森林伐採やプラスチック汚染などにおける企業の寄与に対処する、包括的なネイチャーポジティブ戦略の設計も含まれます。

1. ネイチャーポジティブ戦略と大目標を定義する
私たちは、企業が自然への影響という観点から自社のフットプリントを評価し、目標を設定し、自然に関する活動を気候関連の計画に統合するためのロードマップを策定するお手伝いをします。
2. 中核事業をサステナブルにする。
私たちは、企業がネイチャーポジティブなサプライチェーンとサステナブルなオペレーションを構築し、可能な範囲で生物多様性の回復と自然生態系の再生のために自然に根差したソリューションを展開できるよう支援します。
3. 新しいサステナブルな成長を推進する。
ネイチャーポジティブ戦略は、リスクを軽減するだけでなく、新たなビジネスを構築する手段でもあります。私たちは、新たなグリーンベンチャーやディープテックを通じて、クライアントがそうした事業機会をとらえられるよう支援します。また、より少ない天然資源でより多くのものを生産するために、循環型ビジネスなど、持続可能な新しいビジネスモデルの導入についても支援します。
4. トランスフォーメーションを可能にする組織基盤をつくる。
私たちは企業と協働して、適切なオペレーティングモデル、ガバナンス、データ戦略、組織能力など、ネイチャーポジティブなトランスフォーメーションを成功に導くための基盤を築いています。

自然に根ざしたソリューションにおけるBCGのクライアント支援事例

ネイチャーポジティブ・パートナーシップ

この動画では、BCGとMærsk Mc-Kinney Møller Center for Zero Carbon Shippingが、海運業界が持続可能性と競争力をどのように両立させるべきかを探ります。協働とパートナーシップがカギとなります。
BCGは2012年にWWFとグローバル・パートナーシップを開始し、世界、地域、各国で数多くのプロジェクトで協働してきました。COP15に向けた取り組みでは、野心的な自然に関する世界的合意を推進するためにWWFと緊密に協働しました。私たちの活動は、地球の自然環境の悪化を食い止め、人と自然が調和して生きる未来を築くというWWFのミッションを支えています。

Science-Based Targets Network (SBTN)

BCGはSBTNとパートナーシップを結び、自然に関する科学に基づく目標を開発する取り組みを支えています。私たちの支援には、さまざまなステークホルダーとの効果的な取り組みを可能にするガバナンスやプロセスの構築が含まれています。

自然に根ざしたソリューション 最近の論考など

自然に根ざしたソリューション エキスパート

BCGの自然に根差したソリューションコンサルティングチームは、生物多様性の回復、生態学的な生物多様性、ネイチャーポジティブ戦略の設計に関する深い専門知識を有しています。ここでは、自然に根差したソリューションのエキスパートをご紹介します。

森田 章
Akira Morita

Managing Director & Senior Partner
東京オフィス

佐野 徳彦
Norihiko Sano

Partner & Associate Director
東京オフィス

Dean Muruven

Associate Director
Johannesburg

Lucyann Murray

Partner
Denver

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