
TED@BCG:グローバリゼーションは衰退しているのではない――変容しているのだ
世界経済は死んだわけではありません。その正反対です。BCGのArindam Bhattacharyaの説明によると、世界経済は成長を続けています。
ナショナリズムや保護貿易主義が台頭し、また、新興市場の成長率は地域によりばらつきが出ています。しかし、国際的ビジネスはけっして衰えるわけではありません。グローバリゼーションの本質的ルールが再定義されつつあり、そのペースが加速しているのです。
世界が政治的にも物理的にも分極化していくなかにあっても、顧客、デバイス、サービス、プロセス、企業のデジタルなつながりが進んでいます。経済的ナショナリズムとデジタルな結びつきの同時進行により、国際的ビジネスの環境は再定義されつつあります。BCGは、企業が商品、アプローチ、ビジネスモデルをグローバリゼーションの新たな現実に適応させるお手伝いをします。
企業は、よりきめ細かいアプローチで成長機会の特定・創造に取り組まなければなりません。分散化が進み、変動が激化するグローバル経済の中で舵取りをしていかなければならないのです。
BCGは、企業が国境や事業を越えたデータの統合、柔軟性、俊敏性を可能にする組織能力・体制を構築することで、世界の激しい変動のショックを緩和できるよう支援しています。
BCGはグローバル戦略コンサルティングファームとして、国際的ビジネスや経済のグローバリゼーションに関してさまざまな企業・組織を支援しています。
Go-to-Market戦略の加速
私たちはアジア最大級の通信企業のひとつであるCelcom Axiataと協働して、電子ウォレットとライフスタイルのアプリ「Boost」を開発しました。2年もたたないうちにBoostはマレーシアのキャッシュレスプラットフォームのトップブランドの地位を確立しました。Boostは17の銀行と12万5千を超える事業者が参加するデジタル・エコシステムで、参加事業者数は今も増え続けています。
消費者インサイトのパワーを活用
BCGは、インドの大手映画館運営事業者のために、顧客体験全体にわたるトランスフォーメーションを遂行しました。チームは、深い消費者インサイトを活用し、消費者の映画鑑賞体験(映画館でもデジタルでも)を再構想しました。また、市場に初めて導入されたパーソナライゼーションエンジンにより、トップ5のロイヤルティ・プログラムを構築しました。
地政学的変化が貿易におよぼす影響への対応
BCGは、130以上の市場で事業を展開し1億人もの患者がその製品を利用しているグローバル製薬企業から、ブレグジット後のリスクとオプションに対応するための戦略プランニング支援の依頼を受けました。BCGのチームが開発に協力したソリューションによって、60億ドルの収益につながりました。
ルワンダでの投資誘致
BCGはルワンダ政府との協力のもと、 民間セクターの投資を促進する投資加速モデルを策定しました。この取り組みを通じて、1億3千万ドル相当のディールが成立し、29,000人の雇用が創出されました。
デジタル・エコシステムの舵取りをし成長を解き放つ
BCGはインドのフットウェア・メーカーと協働し、約10%の成長加速を実現させました。3年間でEコマースは400%増大、営業生産性は約20%向上し、離職率は10%減少しました。
世界経済は死んだわけではありません。その正反対です。BCGのArindam Bhattacharyaの説明によると、世界経済は成長を続けています。
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