経済発展

BCGの経済発展コンサルティングへのアプローチ

経済発展を取り巻く状況は急速に変化しており、カギとなる施策ほど実行が難しいものでもあります。新しいテクノロジーやビジネスモデルの登場によって、経済成長の重心は新たなセクターへと移行しています。一方で、不平等の拡大や外国直接投資をめぐる競争の激化により、持続可能な経済成長とウェルビーイングの実現には、複雑性と緊急性が増しています。BCGの経済発展コンサルティングチームは、政府や政策立案者に対してこうした課題や障害への取り組みを支援します。

• イノベーション。 イノベーションを推進する国は、雇用創出、起業家精神、人材育成、エコシステムの形成において優れた成果をあげています。しかし、イノベーションを実現するには多大な投資と効率的な行政運営が求められます。私たちは政府と協働し、包括的で長期的な戦略を策定します。たとえばベトナム政府が、インダストリー4.0関連技術の発展と機会創出の拠点となる「ナショナル・イノベーション・センター」を創設するのを支援しました。
• 金融包摂。 金融サービスへのアクセスが容易になることで、人々の生活は向上し、新たな機会が広がります。しかし、いまだに世界で17億人の成人が銀行口座を持っていません。私たちは行動経済学や地理空間分析といった新しい視点を取り入れ、人々が特定の金融商品を利用しない、あるいは利用できない理由を理解し、より良いソリューションを構築する方法を導き出しています。
• 官民パートナーシップ。 政府と民間企業は、どのように協力すればより良い成果を生み出せるのでしょうか。私たちは、規制制度、制度的支援、外国直接投資の環境といった、パートナーシップの成功を左右する要因を分析します。その上で、ルワンダの「インベストメント・アクセラレーター」のように、民間企業の関心を喚起し、協働を促進するソリューションを設計します。

経済発展領域におけるBCGのパートナーシップ

BCGは、世界有数の経済開発機関とパートナーシップを組み、新しい（そしてしばしば破壊的な）アイデア、テクノロジー、ビジネスモデルが、いかに持続可能な経済成長とウェルビーイングを促進できるかについて洞察を得ています。たとえば、ビル＆メリンダ・ゲイツ財団と協働し、キャッシュイン／キャッシュアウト・システム、特にモバイルマネー・エージェント・ネットワークが金融包摂をどのように促進できるかを検証しました。