BCGの戦略プランニングへのアプローチ
最も効果的なアプローチでは、戦略プランニングにおける4つのベストプラクティスを取り入れ、4つの重要な特徴を備えた戦略を実現します。
- 複数の時間軸で戦略を検討する。 長期・中期・短期の計画は、それぞれ切り分けて検討する必要があります。求められる目標、関与するステークホルダー、進め方のリズムはそれぞれ異なり、いずれもおろそかにできません。
- 戦略的な議論のあり方を定期的に見直し、新たな視点を取り入れる。 戦略プランニングのプロセスは、逓減効果に陥りやすいものです。同じことを繰り返しすぎると、取り組み自体が形骸化しかねません。先進企業は、取り上げる戦略課題を変化させ続けるとともに、戦略を取り巻く環境のスピードに合わなくなったプロセスを再設計することで、新たな着想を取り込み、成果につなげています。
- 幅広い組織に加え、社外の関係者も巻き込む。 中核となる戦略チームだけでなく、事業責任者、取締役会メンバー、アジャイルチーム、顧客、さらにはサプライヤーまで視野を広げることで、集団浅慮を避け、変化への備えと対応力を高め、より優れた戦略実行につなげることができます。
- 実行とモニタリングに投資する。 明確なコミュニケーションは不可欠ですが、それと同様に重要なのが、適切な資本配分、組織体制、指標に支えられた実行志向の考え方です。優先度の高い戦略的イニシアチブは日々の業務に埋もれないよう守られる必要があり、共有のパフォーマンスダッシュボードで進捗を継続的に追跡することが求められます。
アジャイル環境における戦略プランニング
多くの組織が、チームに大きな裁量を与えることで成果創出を加速するアジャイルな働き方を採り入れています。しかし、方向性を共有しないままの権限移譲は混乱を招きかねません。従来型の環境でも戦略の足並みをそろえるのは容易ではありませんが、変化の激しい市場では、迅速に戦略を策定し、継続的にその方向性を調整していくことはなおさら困難です。Scan(精査する)、Orient(方向付ける)、Decide(意思決定する)、Act(打ち手を講じる)から成るBCGのSODAアプローチは、チームが同じ方向に進めるようにするとともに、戦略の見直しが必要であることを示す微細な兆候を的確に捉えるのに役立ちます。
精査する
環境を体系的に精査して機会とリスクを探す。重要なトレンドとビジネスへの影響(顧客、競合企業、規制機関、投資家)を探求する。
方向付ける
競争優位性の環境が変化するなかで経営層の方向性を合わせるために戦略的展望を描き出す。きわめて重要な論点、不確実性、将来シナリオを抽出して、現在および将来の競争力の源泉についての考え方として共有する。
意思決定する
戦略について意思決定する。どのように勝利をおさめるかというプランについて足並みを揃え、コミュニケーションを行う。
打ち手を講じる
戦略を優先度の高い打ち手に落とし込み、戦略的意図や前提条件を説明する。戦略的目標の実現に必要な重要な取り組みを立ち上げる。戦略の根底にある主な前提条件についてコミュニケーションを行い、フィードバックループを可能にする。
戦略プランニング領域におけるBCGのクライアント支援事例
クライアントの勝利に向けた戦略策定プロセスの強化は、私たちの支援の重要な部分です。以下にその一端をご紹介します。
BCGのセンター・オブ・エクセレンス(CoE)
主なソリューション、リソース
戦略プランニング 最近の論考など