EdTechサービス、STEAM教育などの教育推進モデル実証事業を開始
2021 年 7 月 7 日 ―― 経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、東京都の委託を受け、島しょ4町村(利島村、三宅村、御蔵島村及び八丈町)の小中学校を対象に、最新のEdTechサービスやSTEAM教育など、デジタル技術を活用した教育の導入を進める実証事業を開始しました。
BCGは2020年度より、東京都が掲げる「『未来の東京』戦略」や「スマート東京実施戦略」に基づいた「デジタル技術を活用した島しょ地域の社会課題解決プロジェクト」などを継続的に支援しており、今年度は教育分野に注力した実証事業に取り組むことになりました。
本実証事業を通じて、誰一人取り残すことのない個別最適化された学びの提供や、創造性を育む学び、教職員の働き方改革・学校運営の効率化の実現に寄与できる、島しょ地域の特性を踏まえた独自の教育モデルの確立を進めてまいります。
教育推進モデル実証事業の概要
1 背景
- 2020年度、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う休校対応や感染防止の観点から文部科学省のGIGAスクール構想が加速したこともあり、八丈町及び希望のあった町村において、1人1台端末の導入等ハード面の取り組みを支援(端末は休校を想定し、家庭の通信環境に影響されにくいLTEモデルを採用)
- 2021年度は導入した端末を活用したソフト面での取り組みを実施
2 実証事業の内容
- 実証に賛同した島しょ4町村(利島村、三宅村、御蔵島村、八丈町)の小中学校が対象
- EdTechサービス(アダプティブ教材、プログラミング学習教材)の導入
- STEAM教育(プログラミング学習とProject Based Learning(課題解決型学習)を組み合わせた『CPBL (Creative PBL)』)の実施(一部の中学校)
- 授業支援ツール(G-Suite for Education)の活用モデルの構築
- 上記を実施するための教職員のサポート等、人的支援
3 本実証事業における連携先
- 株式会社すららネット
- ライフイズテック株式会社
連携事業者の役割
- 株式会社すららネット
アダプティブ教材(AIドリル「すらら」)の導入、活用支援
https://surala.jp/information/210707/ - ライフイズテック株式会社
プログラミング学習教材「ライフイズテックレッスン」の導入、活用支援、STEAM教育の実施支援
https://life-is-tech.com/news/news/210707_litlesson
4 今後の予定
2021年8月まで 各種ツールの導入に向けた教職員向け研修等の実施
2021年9月~2022年3月 実証期間
2022年1月~3月 実証の振り返り、成果の取りまとめ
BCGは、今後とも、さまざまな政府機関と協働し、刻々と変化する状況に対応できるレジリエンス(回復力)の高い教育の仕組みの構築を目指すとともに、最先端のデジタル技術の導入など、日本の教育をよりよくする取り組みを支援してまいります。
東京都プレスリリース
https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/05gyousei/press/R30707_toshodigital_education.pdf
■ 担当者
丹羽 恵久 マネージング・ディレクター & パートナー
BCGパブリック・セクターグループの日本リーダー。
ハイテク・メディア・通信グループ、社会貢献グループ、および組織・人材グループのコアメンバー。慶應義塾大学経済学部卒業。国際協力銀行、欧州系コンサルティングファームを経て現在に至る。
折茂 美保 マネージング・ディレクター & パートナー
BCG社会貢献グループの日本リーダー。教育領域のエキスパート。
パブリック・セクターグループ、およびハイテク・メディア・通信グループのコアメンバー。東京大学経済学部卒業。同大学院学際情報学府修士。スタンフォード大学経営学修士(MBA)。
■ 本件に関するお問い合わせ
ボストン コンサルティング グループ マーケティング 直江・福井・天艸
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / Mail:
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