Related Expertise: 社会貢献, マーケティング・セ-ルス, プライシング・レベニューマネジメント
BCGは、サステナブルな社会の実現に関する消費者意識や購買行動の変化を理解するために定点調査を行っています。第5回調査では、米国、英国、フランス、中国、インドなど世界10カ国で行われた調査と同様の調査を日本でも行い、日本と他国の消費者の気候変動に対する意識の違いを明らかにしました。
日本での調査は2022年4月27日~28日、その他の国は2021年9月20日~30日に実施されました。
日本の消費者の環境意識は、さまざまな切り口で見ても、調査対象の新興国(インド・ブラジル・中国)や欧米と比べて低いことがわかりました。
日本の消費者は、環境や気候変動に対する意識や理解度が低いとみられ、これらをどうやって上げていくかが課題の1つです。
調査チームでは、消費者に対する説明・啓蒙とともに、消費者が選択肢や選択基準を持てるようにすることも重要だと捉えています。環境ラベル(注1)やカーボンフットプリント(注2)など消費者の目に触れるコミュニケーション手段によって、消費者に選択基準となる環境情報を提示することも有効な打ち手の1つとなると考えています。
(注1) 環境ラベル:環境負荷の度合いに応じて付けられるマークや、食品の栄養表示のように製品の環境負荷情報を表示したラベル
(注2)カーボンフットプリント:原材料の調達から生産、輸送、利用、廃棄までといった製品の二酸化炭素総排出量の表示
SUBSCRIBE