Global Chair
New York
私たちBCGは世界の社会・ビジネスの課題への取り組みの一環として、2022年5月にダボスで行われる世界経済フォーラム年次総会にCEOのクリストフ・シュヴァイツァーにより率いられる代表団を派遣し、官民のリーダーと議論します。
2022年のダボス会議のテーマである「History at a Turning Point: Government Policies and Business Strategies」はウクライナ情勢やその結果としての人道的惨状、世界的パンデミックに対応するものです。リーダーは現在、差し迫った人道・安全面のニーズに対応すると同時に、不平等や気候変動のような根強い世界的課題に取り組むことが求められています。こうした困難な課題に直面するなかでも、私たちは「Unlocking the potential of those who advance the world」(BCGのパーパス、「世界を前進させる人や組織の潜在力を解き放つ」)力を強く信じています。このような観点から、私たちはビジネス、社会、政府の先進的なエキスパートたちとともに、生活を向上させ、より持続可能な将来を形成するソリューションに向けて取り組むことを願っております。
BCGのエキスパートはとりわけ、今後何年かにわたり政策や事業戦略に影響をおよぼし続ける重要な潮流であるAI、気候とサステナビリティ、仕事の将来について、研究者や各界のリーダーと議論を深められることを楽しみにしています。
Christoph Schweizer and Mai-Britt Poulsen reflect on the biggest conversations that took place at WEF’s Annual Meeting in Davos. In addition to climate, the war in Ukraine, the talent shortage, and trust were in the spotlight.
BCGのダボス派遣代表団はCEOであるクリストフ・シュヴァイツァーにより率いられます。シュヴァイツァーは、CEOに就任する前、中・東欧および中東地区チェアマンを務めました。また、2014年からBCGのエグゼクティブ・コミッティー(経営会議)およびオペレーティング・コミッティーのメンバーを務めています。彼はAI、気候とサステナビリティ、今日の不確実性下のリーダーシップに強い関心を持っており、世界経済フォーラムにおける対話の大きな原動力になると思われます。
世界850社超を対象としたデジタルトランスフォーメーションに関するBCGの調査結果は、デジタルテクノロジーがサステナビリティの取り組みの重要なイネーブラーであることを示しています。サステナビリティで競争優位性を構築するには、デジタル面の前提条件を整える必要があります。
温室効果ガス排出量ネットゼロの達成を各社が急ぐなかで、多くの企業がビジネスのしかたの変革を迫られています。ネットゼロを巡る変化の緊急性や速度、範囲は、いまだ過小評価されています。しかし、早期に行動を起こせば大きな競争優位性を獲得できます。BCGと世界経済フォーラム(WEF)の共同レポート「The CEO Guide to Climate Advantage」では、その方法について考察しています。
BCGとWEFの共同調査により、サプライチェーンの脱炭素化はわずかなコストで達成できることが分かりました。しかし、サプライチェーン全体の排出量の把握や、川上企業との協働は簡単なことではありません。企業は、製品を再設計し、調達戦略を見直し、自社組織のガバナンスを変える必要があります。
真にサステナブルな事業へと変革して優位性を構築するには、ESG視点を事業のあらゆる要素に組み込むとともに、ビジネスとしての価値を獲得することが求められます。
企業がマシンから大きな財務的利益を得るためには、自動化だけでなく、学習と組織のトランスフォーメーションにも注力する必要があります。
米国、ドイツ、オーストラリアを対象に詳細に分析した結果、テクノロジーの進化により2030年までに労働市場にいかに破壊的な変化が起こるかが明らかになりました。何百万人もの労働者が離職する一方、新たな雇用機会も生まれます。(英文)
If business wants to use AI at scale, adhering to the technical guidelines for responsible AI development isn’t enough. It must obtain society’s explicit approval to deploy the technology.
Given its ever-expanding application, AI may soon be more than just a way to gain a competitive edge. While unlocking the full power of AI is no easy task, it’s an essential one for surviving and thriving now and in the years ahead.
BCGは、世界経済フォーラム(WEF)とのパートナーシップにより、官民のアジェンダを形成し、社会に持続可能なプラスのインパクトを生み出せることを誇りに思っています。私たちの共通の目標は、ステークホルダーを巻き込み、グローバル規模でビジネスや政府の成果を向上させることです。現在のコラボレーションの一例として以下のようなものがあります。
世界経済フォーラムとBCGは共同で、熟慮して設計されたモビリティ・システムが地域社会の健康や社会経済的利益などさまざまな要素にいかに重要な役割を果たしうるかを研究しています。
First Movers Coalitionは、必要な投資を呼び込み、コストを低減させることにより、重要な新ソリューションへの世界的需要を一気に立ち上げることをめざす、先見性のある企業の集まりで、BCGはその創設メンバーの一社です。
ダボス会議2022に向けて、過去2年間の重要なインサイトを振り返ってみましょう。