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BCG、経産省の「デジタル人材育成プラットフォーム事業」を実施
デジタル人材の育成と地域の企業のDX推進を支援

同事業に受講生2,134名、中小企業88社が参加し、満足度95%超を達成

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2023年4月11日 ―― 経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、2022年度より、経済産業省の委託を受け、デジタル人材育成プラットフォーム事業(以下、本事業)を支援しました。本事業は、地域の企業・産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現に向けて、AI技術の活用など、デジタル知識・能力を持つ人材を育成することを目的としています。本事業の一環として立ち上げた、デジタル人材育成プラットフォーム「マナビDX(デラックス)[注1]Quest」では、2022年9月~2023年2月にかけてケーススタディ教育プログラム(PBL:Project Based Learning)や現場研修プログラムを提供し、受講生2,134名、中小企業88社が参加し、受講生満足度96%、企業満足度95%を獲得しました(図表1)。

企業の実データを基にしたリアリティある学びや、受講生同士の学び合いが高評価

「マナビDX Quest」は、年齢や職業など異なるバックグラウンドを持つ受講生同士が1つのコミュニティで学び合うことが特徴です。具体的には、以下2つのプログラムを提供しました。

  • 企業データに基づく実践的なケーススタディ教育プログラム
    地域企業・産業のDX実現に向け、企業の実データに基づき、AI・データサイエンス等のデジタル技術の要素をビジネスへの活用する方法を課題解決型学習(PBL:Project Based Learning)を通じて学ぶプログラム。
  • 地域の中小企業と協働し、デジタル技術を活用した課題解決に取り組む現場研修プログラム
    地域の中小企業と2ヶ月間協働し、DXの構想・設計・検証における課題に取り組む現場研修プログラム。ケーススタディ教育プログラム後の実践の場として提供。

受講生からは受講者同士の学び合いが積極的に行われた点に加え、机上では得られないリアルな学びを得られた点やビジネス/デジタルスキルを一気通貫で身に着けることができた点が(図表2)、中小企業からはDX意識の醸成やDXの取り組みの加速に寄与した点が特に評価され、高い満足度につながったと分析します。

2022年度の事業の成果や参加者・企業の声を取りまとめて公開

BCGは、経済産業省が公開した2022年度の現場研修プログラムに参加した企業の事例集の取りまとめも支援しました。事例集では、これからDXに取り組む企業や団体の皆さまの参考にもなるよう、各企業が受講生と取り組んだテーマや検討内容、成果を紹介しています。

現場研修プログラム事例集
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/Results_of_Collaborations_with_Companies.pdf

また、事例集とあわせて公開された、プログラムの修了生や企業へのインタビュー記事・動画の制作も行いました。記事・動画の中では、プログラム参加前後の変化や成果などが語られており、プログラム参加を検討している全ての方にとって具体的なイメージを持ちやすいコンテンツとなっています。

参加者の声
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/Voices_of_Program_Participants.pdf

「マナビDX Quest」紹介ページ(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/manabi-dx-quest.html

BCG、2023年度のデジタル人材育成プラットフォーム事業を経済産業省より受託

BCGは2019年から、経済産業省のデジタル人材の育成・確保に関連する事業を受託し、継続的に取り組みを重ねてきました。この度、2023年度も同事業を引き続き受託することが確定しました。
BCGは、政府が掲げる「デジタル田園都市国家構想」の実現に向け、デジタル人材を育成・確保するためのプラットフォーム構築やデジタルスキル標準の整備を加速させ、日本のデジタル人材の育成、および企業のDX推進を支援していきます。

[注1]デラックス(DELUXE)は、Digital-transformational Education and Learning platform for Users × Engineersの略。

関連サイト:
「マナビDX」https://manabi-dx.ipa.go.jp/
「マナビDX Quest」https://manabi-dx.ipa.go.jp/manabi-dx-quest-2022/

■ 担当者

折茂 美保 マネージング・ディレクター & パートナー
BCG社会貢献グループの日本リーダー。パブリックセクターグループ、およびハイテク・メディア・通信グループのコアメンバー。教育分野のエキスパート。
東京大学経済学部卒業。同大学大学院学際情報学府修士。スタンフォード大学経営学修士(MBA)。

豊島 一清 マネージング・ディレクター & パートナー
BCG X北東アジア地区の共同リーダー。BCGテック&デジタルアドバンテッジグループ、ハイテク・メディア・通信グループのコアメンバー。
東京理科大学理工学部卒業。同大学大学院理工学研究科修了。日本アイ・ビー・エム株式会社などを経て現在に至る。

■ 本件に関するお問い合わせ

ボストン コンサルティング グループ マーケティング 井上・小川
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / Mail: press.relations@bcg.com

ボストン コンサルティング グループ(BCG)

BCGは、ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいます。BCGは1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設されました。今日私たちは、クライアントとの緊密な協働を通じてすべてのステークホルダーに利益をもたらすことをめざす変革アプローチにより、組織力の向上、持続的な競争優位性構築、社会への貢献を後押ししています。

BCGのグローバルで多様性に富むチームは、産業や経営トピックに関する深い専門知識と、現状を問い直し企業変革を促進するためのさまざまな洞察を基にクライアントを支援しています。最先端のマネジメントコンサルティング、テクノロジーとデザイン、デジタルベンチャーなどの機能によりソリューションを提供します。経営トップから現場に至るまで、BCGならではの協働を通じ、組織に大きなインパクトを生み出すとともにより良き社会をつくるお手伝いをしています。

日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年に大阪、京都、2022年には福岡にオフィスを設立しました。