経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、経済産業省から委託を受け、「GXスタートアップの創出・成長に向けたガイダンス~初期需要確保とファイナンスの多様化~」の作成を支援・公表いたしました。本ガイダンスでは、脱炭素化に関連する技術を持つClimate tech(気候テック)スタートアップについての国内外の比較やその成長を阻む障壁を整理したほか、具体的な壁の乗り越え方についてガイドを示しています。
Climate techスタートアップは商用化までの時間軸が長く、リスクも高いことから特にミドル期(事業が確立し、安定的に収益を生み出せる段階)前の設備投資で苦戦することが多いことが課題でした。本ガイダンスではこの課題を乗り越える方法として、事業会社からの関心表明(オフテイク契約=長期供給契約やLetter of intent=意向表明書)、スタートアップにとって新たな調達手段として注目を集めるベンチャーデット(新株予約権付融資など、デット=借り入れの性質を持つ資金調達方法)などの金融手法について実務的なアドバイスを整理し、今後のスタートアップ成長につなげることを目指しています。
ガイダンスはこちらからご覧ください。
経済産業省ホームページ
本事業の趣旨・背景については、経済産業省ホームページをご参照ください。
■ 関連プレスリリース
「BCG、製品・サービスのカーボンフットプリントの算定および表示・活用について先進的なロールモデルとなる企業を支援」(2023年7月7日)
「BCG、経産省・環境省の「カーボンフットプリント ガイドライン」(別冊)CFP実践ガイド策定を支援」(2023年5月26日)
「BCG、経済産業省・環境省の「カーボンフットプリント ガイドライン」策定を支援」(2023年3月31日)
■ 担当者
丹羽 恵久 マネージング・ディレクター & シニア・パートナー
BCGパブリックセクターグループ、気候変動・サステナビリティグループの日本リーダー。テクノロジー・メディア・通信グループ、社会貢献グループ、および組織・人材グループのコアメンバー。
慶應義塾大学経済学部卒業。国際協力銀行、欧州系コンサルティングファームを経て現在に至る。
森原 誠 マネージング・ディレクター & パートナー
BCGパブリックセクターグループ、気候変動・サステナビリティグループのコアメンバー。
東京大学法学部卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校法科大学院修士(LL.M.)。総務省を経てBCGに入社。その後、青山社中株式会社を経てBCGに再入社。BCGシカゴ・オフィスに勤務した経験もある。
鈴木 香菜 アソシエイト・ディレクター
BCGパブリックセクターグループ、気候変動・サステナビリティグループのコアメンバー。
東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修了。
シンクタンク、外資系コンサルティングファームを経て現在に至る。
■ 本件に関するお問い合わせ
ボストン コンサルティング グループ マーケティング 小川・福井
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / Mail: press.relations@bcg.com
BCGは、ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいます。BCGは1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設されました。今日私たちは、クライアントとの緊密な協働を通じてすべてのステークホルダーに利益をもたらすことをめざす変革アプローチにより、組織力の向上、持続的な競争優位性構築、社会への貢献を後押ししています。
BCGのグローバルで多様性に富むチームは、産業や経営トピックに関する深い専門知識と、現状を問い直し企業変革を促進するためのさまざまな洞察を基にクライアントを支援しています。最先端のマネジメントコンサルティング、テクノロジーとデザイン、デジタルベンチャーなどの機能によりソリューションを提供します。経営トップから現場に至るまで、BCGならではの協働を通じ、組織に大きなインパクトを生み出すとともにより良き社会をつくるお手伝いをしています。
日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年に大阪、京都、2022年には福岡にオフィスを設立しました。