BCG、気候テック企業Doconomyと戦略的パートナーシップを締結

金融機関の気候変動に対する取り組み支援を加速

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【参考資料】

(本資料は、2023年9月12日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です)

ボストン発、2023年9月12日 ―― 経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、金融機関の気候変動に対する取り組みへの支援を強化することを目的に、スウェーデンの気候テック企業Doconomy(ドコノミー)と戦略的パートナーシップを締結しました。

ドコノミーは、人々が気候変動に対する影響を理解し、行動変容を加速するためのサービスを提供しています。全てのデジタル金融取引における決済データに紐づけてCO2排出量と水の消費量を計算できる「Åland Index(オーランド・インデックス)」を活用したクラウド型サービスがその代表例です。

今回の協業で、BCGとドコノミーは互いの強みを活かし、戦略的なインサイトと安定した技術ソリューションを提供することで、クライアントの持続可能なインパクトを創出する力を向上させます。

ドコノミーのCEOであるMathias Wikströmは次のようにコメントしています。「BCGとの協業により、私たちの革新的なテクノロジーと気候変動への取り組みを世界中に広げる重要な一歩を踏み出すことができます。両社は、金融機関が新たな事業環境をかじ取りし、目指すべきサステナブルな社会への転換における中核的役割を果たせるよう支援していきます。BCGチームの決意に感銘を受けるとともに、私たちのパートナーシップによってクライアント、生活者、そして地球にとってポジティブな影響が早期に表れると確信しています」

BCGのマネージング・ディレクター&シニア・パートナーであるロイ・チョードリーは次のようにコメントしています。「金融機関がネットゼロへのコミットメントを実行に移す支援を行う上で、ドコノミーとのパートナーシップは非常に重要です。私たちは、特に気候変動に対する取り組みについて、社会にプラスの変化を起こすというコミットメントを共有しています。今回の協業を通じて、より付加価値の高いソリューションをクライアントに提供できます」

■ 日本における担当者

丹羽 恵久 マネージング・ディレクター & シニア・パートナー
BCG気候変動・サステナビリティグループ、パブリックセクターグループの日本リーダー。テクノロジー・メディア・通信グループ、社会貢献グループ、および組織・人材グループのコアメンバー。
慶應義塾大学経済学部卒業。国際協力銀行、欧州系コンサルティングファームを経て現在に至る。

陳 昭蓉 マネージング・ディレクター & パートナー
BCG金融グループの日本リーダー。保険グループ、コーポレートファイナンス&ストラテジーグループ、マーケティング・営業グループ、およびオペレーショングループのコアメンバー。
台湾師範大学数学学科卒業。東京工業大学経営工学専攻博士課程修了(Ph.D)。台湾松下電器、BCG プラハ・オフィスを経て現在に至る。

■ Doconomy(ドコノミー)について

ドコノミーは、2018年にスウェーデンで Mathias Wikström と Johan Pihl により創設されたインパクトテック企業です。ドコノミーは、個人や企業が環境フットプリントに責任を持ち、すべての人のための持続可能なライフスタイルの実現を支援することで、地球上の生命を守りたいと考えています。ドコノミーは、35の国・地域で92以上のクライアントにサービスを提供しており、国連気候変動枠組条約 (UNFCCC) 事務局、マスターカード、S&P Trucost、世界自然保護基金 (WWF) のパートナーでもあります。
https://doconomy.com/

■ 本件に関するお問い合わせ

ボストン コンサルティング グループ マーケティング 小川・小田切
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / Mail: press.relations@bcg.com

ボストン コンサルティング グループ(BCG)

BCGは、ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいます。BCGは1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設されました。今日私たちは、クライアントとの緊密な協働を通じてすべてのステークホルダーに利益をもたらすことをめざす変革アプローチにより、組織力の向上、持続的な競争優位性構築、社会への貢献を後押ししています。

BCGのグローバルで多様性に富むチームは、産業や経営トピックに関する深い専門知識と、現状を問い直し企業変革を促進するためのさまざまな洞察を基にクライアントを支援しています。最先端のマネジメントコンサルティング、テクノロジーとデザイン、デジタルベンチャーなどの機能によりソリューションを提供します。経営トップから現場に至るまで、BCGならではの協働を通じ、組織に大きなインパクトを生み出すとともにより良き社会をつくるお手伝いをしています。

日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年に大阪、京都、2022年には福岡にオフィスを設立しました。