環境省主催 脱炭素経営フォーラム(2022年度)開催のお知らせ

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2023年2月6日 ―― 経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(以下、BCG)は、2023(令和5)年3月6日にオンラインで開催される環境省主催「脱炭素経営フォーラム(2022年度)」を、事務局として支援いたします。本フォーラムを通じて、脱炭素経営に関する取り組み事例を共有し、バリューチェーン全体での企業の脱炭素化に向けた取り組みを推進することを目指します。

1.開催趣旨

パリ協定の1.5度目標の達成を目指し、エネルギー危機克服にもつながるよう、炭素中立型経済社会への移行を加速することが重要です。そのために、日本は、2050年までのカーボンニュートラル、および2030年度温室効果ガス46%削減の実現を目指し、50%の高みに向けた挑戦を続けています。
こうした政策方針とあわせ、ビジネスにおいても、気候変動はリスクであり、また機会でもあるとの認識の下、脱炭素経営に取り組む企業が増えています。国内外においてESG金融が拡大する中、企業の脱炭素経営の普及・高度化が、経済と環境の好循環の実現のためには不可欠です。
本フォーラムは、今年度実施した企業の脱炭素に関する環境省のモデル事業の参画企業14社による成果報告を通じて、 さまざまな規模・業界の企業が、バリューチェーン脱炭素化の動きを理解し、自社の排出削減の取り組みに役立てていただくことを目的としています。

2.開催形式

  • 日程: 2023(令和5)年3月6日(月)13:30~17:00
  • 開催方式:ウェビナー
  • プログラム(予定):

13:30~13:35 開会の挨拶 環境省

13:35~13:45 
バリューチェーン全体での企業の脱炭素化に向けての動向
BCG マネージング・ディレクター& パートナー 森原 誠

セッション①:サプライチェーン全体での脱炭素化に向けての企業間連携

13:45~14:35
ファッション産業のサプライチェーン全体の排出量削減に向けて
株式会社ワールド

サプライチェーン上流のエンゲージメントによるGHG(注1) 排出量削減
カルビー株式会社

ステークホルダーエンゲージメントを軸としたスコープ3 (注2)削減
高砂香料工業株式会社

ソフトバンク2050年ネットゼロ実現に向けて
ソフトバンク株式会社

セッション②:各地域における中小企業の脱炭素化に向けて

14:35~15:45
サプライヤーを起点としたバリューチェーン全体を活用した排出削減の取り組み
加藤軽金属工業株式会社

バリューチェーン全体の排出削減に向けたパートナー企業との新たな連携
株式会社NTC

専門工事業者と一体となった脱炭素経営の取り組み
八洲建設株式会社

貨物輸送事業者によるカーボンニュートラル実現に向けて
株式会社スタンダード運輸

地域の自治体や排出事業者と協力した排出削減の取り組み
株式会社パブリック

陶磁器業界に生まれた脱炭素型ビジネスモデル(新たなサプライチェーンの構築)
株式会社おぎそ

15:45~15:55 休憩

セッション➂:CFP(注3)算定と脱炭素化への今後の活用の方向性

15:55~16:45
自社の取り組みにとどまらない、消費者・サプライヤーにご協力いただくCFPの取り組み「グリーンレーベル リラクシング クルーネック半袖カットソー」
株式会社ユナイテッドアローズ

CFP算定による気づき、今後の展開 「雪肌精 クリアウェルネス シリーズ」
株式会社コーセー

CFPの数字がビジネスにもたらすインパクト 「循環型リサイクルポリエチレン袋」
東京吉岡株式会社

CFP算定による削減施策検討の優先順位の明確化 「明治ミルクチョコレート・50g」
明治ホールディングス株式会社

16:45~16:50 施策の紹介 経済産業省

16:50~16:55 施策の紹介 農林水産省

16:55~17:00 閉会の挨拶 環境省

※プログラムの内容・登壇者は都合により変更となる場合がございます。

  • 参加費:無料

(注1)温室効果ガス
(注2)取引先や自社製品・サービス利用に伴う排出量
(注3)カーボンフットプリント。製品・サービスのライフサイクルを通じた温室効果ガス排出量

3.参加方法

下記のリンクより事前登録をお願いいたします。事前登録後、当日のウェビナーのリンクを共有いたします。
https://www.113.vovici.net/se/13B2588B7A27EDD1

4.問い合わせ先

脱炭素経営フォーラム事務局(ボストン コンサルティング グループ)
e-mail:SBTsupport2022@bcg.com

環境省プレスリリース
https://www.env.go.jp/press/press_01136.html

■ 担当者

丹羽 恵久 マネージング・ディレクター & パートナー
BCGパブリックセクターグループ、気候変動・サステナビリティグループの日本リーダー。BCGハイテク・メディア・通信グループ、社会貢献グループ、および組織・人材グループのコアメンバー。
慶應義塾大学経済学部卒業。国際協力銀行、欧州系コンサルティングファームを経て現在に至る。

森原 誠 マネージング・ディレクター & パートナー
BCGパブリックセクターグループ、気候変動・サステナビリティグループのコアメンバー。
東京大学法学部卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校法科大学院修士(LL.M.)。総務省を経てBCGに入社。その後、青山社中株式会社を経て、2019年にBCGに再入社。BCGシカゴ・オフィスに勤務した経験もある。

■ 本件に関するお問い合わせ

ボストン コンサルティング グループ マーケティング 井上・小川
Tel: 03-6387-7000 / Fax: 03-6387-0333 / Mail: press.relations@bcg.com

ボストン コンサルティング グループ(BCG)

BCGは、ビジネスや社会のリーダーとともに戦略課題の解決や成長機会の実現に取り組んでいます。BCGは1963年に戦略コンサルティングのパイオニアとして創設されました。今日私たちは、クライアントとの緊密な協働を通じてすべてのステークホルダーに利益をもたらすことをめざす変革アプローチにより、組織力の向上、持続的な競争優位性構築、社会への貢献を後押ししています。

BCGのグローバルで多様性に富むチームは、産業や経営トピックに関する深い専門知識と、現状を問い直し企業変革を促進するためのさまざまな洞察を基にクライアントを支援しています。最先端のマネジメントコンサルティング、テクノロジーとデザイン、デジタルベンチャーなどの機能によりソリューションを提供します。経営トップから現場に至るまで、BCGならではの協働を通じ、組織に大きなインパクトを生み出すとともにより良き社会をつくるお手伝いをしています。

日本では、1966年に世界第2の拠点として東京に、2003年に名古屋、2020年に大阪、京都、2022年には福岡にオフィスを設立しました。