世界中の防衛・安全保障機関にとって、限られたリソースでより多くを成し遂げることはかつてないほど困難になっています。新たな課題が次々と押し寄せる環境で、常に水準を高め続けなければなりません
防衛・安全保障機関がこうした課題を克服するためにBCGに支援を求めるのは、BCGが民間とパブリックセクターの双方で豊富な経験を有しているからです。私たちは、装備の信頼性向上、不可欠なオペレーションモデルのイノベーション、大幅なランレート削減といった、防衛・安全保障クライアント特有の目標に合わせて、民間のベストプラクティスをカスタマイズし適用することに長けています。こうした領域でのめざましい成果は、防衛・安全保障機関や公共安全組織が、市民の安心・安全・セキュリティの備えを整える助けとなります。
防衛・安全保障領域のBCGの支援アプローチ
私たちは防衛・安全保障機関クライアントに対してさまざまな強力なサービスを提供します。
- 調達の卓越性。サプライヤーのマージン上昇と予算の圧力が組み合わさって、防衛サプライチェーンは再構成されています。BCGの防衛コンサルティングチームは、240件を超えるプロジェクトで培った強力なツールや手法、サプライヤーの経済性に関する深い知見を活かして、政府機関の調達能力向上を支援します。
- デジタル・イノベーション。私たちは、防衛・安全保障機関が適切なデジタル・ソリューションを展開することで競争優位性を高められるよう支援します。これにより、業務効率が飛躍的に向上するとともに、データ・アナリティクスを活用して、より優れた効果的な意思決定ができるようになります。
- サステナメントの近代化。スマートメンテナンス、リーンロジスティクス、戦略的最適化といった組織能力を強化する体系的なアプローチにより、パブリックセクターのセキュリティシステムや防衛産業の人員の稼働率を最大化します。そのために、コストドライバーに関する理解の深化、予測アナリティクスの活用、国際協力を通じたシナジーの獲得を支援し、コスト削減とすぐに使える装備の利用率向上を実現します。
- 宇宙。BCGは、宇宙産業のバリューストリーム全体にわたり、また産業界および政府機関の双方に対して、信頼されるアドバイザーとして重要な課題について適切な考え方を提供しています。私たちは政府機関に対して、新たな宇宙関連組織の設立、活動の商業化、産業の活性化などの支援を行い、M&A戦略や官民パートナーシップもサポートします。
- サイバーセキュリティとデジタルリスク。 国際的な基準・政策・規制への関与と、学術的および産業分野の製品研究があいまって、BCGはサイバー防衛分野において独自の知見を有しています。BCGのサイバーサービス(サイバー防衛ツールの有効性を評価するためのフレームワークを含む)は、最先端の技術を持つセキュリティ企業の注目を集めています。
- AI。BCGはパブリックセクターのAI活用の領域の第一人者であり、政府機関のAI活用に関する調査・論考を発表したり、AI利用に関する人々の意識に関するベンチマーキング調査を行ったりしています。BCGの防衛・安全保障機関クライアントは、BCGの専門知識を活用してAI利用の枠組みを構築し、導入&トレーニング戦略を策定しています。
- 組織変革。 BCGの防衛コンサルティングチームは、民間企業のベストプラクティスをパブリックセクター向けにカスタマイズすることで、新規機関の設立や既存機関の再構築を支援しています。中核的専門分野としては、組織設計、アジリティ、戦略的人員計画、人材マネジメントがあげられ、これらはすべて、防衛分野において高い価値を持つ人材の獲得、定着、育成に役立ちます。
防衛・安全保障領域におけるBCGのクライアント支援事例
防衛・安全保障領域におけるBCGのソリューション
調達・業務委託エクセレンス(ACE)ツール
調達・業務委託エクセレンス(ACE)ツール
委託企業プライシング分析アプローチ
委託企業プライシング分析アプローチ
コスト透明性へのアプローチ
コスト透明性へのアプローチ
BCGとミュンヘン安全保障会議(Munich Security Conference:MSC)とのパートナーシップを通じて、世界有数の経営コンサルティングファームと、防衛政策や外交政策に関する最高レベルのエキスパートや意思決定者が国境を越えた安全保障について洞察を共有するための、世界屈指の独立フォーラムが結びついています。BCGは、MSCのミッションを支援するために、国際防衛・安全保障に関する4つの喫緊のテーマについての最新の論考を含むインサイトと専門知識を共有しています。
防衛・安全保障 最近の論考など
防衛・安全保障領域のエキスパート
高度な知見を有する外部シニア・アドバイザー
経験豊富な社内エキスパートに加えて、高度な専門知識を有しプロジェクトに積極的に関与するシニアアドバイザーを擁しています。シニアアドバイザーの一部をご紹介します。
- Edward A. Rice、米空軍General、Commander of Air Education and Training Command
- Judy Fedder、米空軍Lt. General、Deputy Chief of Staff for Logistics, Installations, and Mission Support
- Michael Finley、米海軍Rear Admiral
- Michael Vickers、米国防Under Secretary(Intelligence担当)
- Stephen Wilson、米空軍General、Vice Chief of Staff
- Ellen Lord、米国防Under Secretary(Acquisition and Sustainment担当)
- Joe Kernan、米海軍Vice Admiral、米国防Under Secretary(Intelligence、Security担当)
- Chris Murray、米国インテリジェンス・コミュニティSenior Executive Service
- Jim Zortman、米海軍Vice Admiral、Commander, Naval Air Forces
- Jeff Brooks、米海軍Rear Admiral
- Phil Reilly、米国インテリジェンス・コミュニティSenior Executive Service
- Mark Faulkner、米海兵隊Lt. General、Deputy Commandant(Installations and Logistics担当)
- Joe Martin、米陸軍General、Vice Chief of Staff
- Bill Lescher、米海軍Admiral、Vice Chief of Naval Operations
- Nancy Chawan、カナダ国防省Senior Associate Deputy Minister
- Luc Cassivi、カナダ海軍Rear Admiral
- Al Meinzinger、カナダ空軍司令官Lt. General
- Ton van Loon、オランダ陸軍Lt. General
- Simone Wilkie、オーストラリア陸軍Maj. General
- Peter Tauber、ドイツ国防省Parliamentary State Secretary
- Sir Mark Poffley、英陸軍General、Deputy Chief of the General Staff
- Richard Kidd、米国防Deputy Assistant Secretary(Environment & Energy Resilience担当)
- George Kovatch、米国防Deputy Comptroller(Budget and Appropriations Affairs担当)